へんてこ兄弟の映画

映画「ダージリン急行」を鑑賞。魅惑的なインドを舞台に、大人に成り切れない3兄弟が列車での旅を繰り広げるヒューマン・コメディー。以前、映画館で宣伝を観た事があったので、気になってはいたのですが、そのままでいました。DVDでレンタルされているのに気付き、挑戦してみる事に。

これは星3つ(お勧め度)です。面白い。映像のテンポ、そして挿入曲、ストーリー、それから役者の演技力、どれをとっても、私好みで出来上がっていました。個人的に列車での旅と聞くと、今までの中国や他国での経験もあってか、あまり衛生面で美しない印象があり、観るに耐えないシーンとかあるだろうと思いきや、その部分は奇麗に整理されていました。男子の映画ですが、女子が観ても面白い。オーウェン・ウィルソンが演じる一番上のお兄さんの役がこれまた思いっきりハマっていて面白い。私も同じ立場であるので、ストーリー内での彼の習慣、また兄弟に対する態度、また反対に兄弟からの対応のされ具合など、すごい共感出来て、都度ツボにハマりました。「そうそう、そうなのよ、一番上ってそうなんだよ、わかるぅ〜」といった具合に。同じ歳でも、一人っこと兄弟持っているのとでは全然違う人間になるし、また二人兄弟(姉妹)の一番上と、三人兄弟(姉妹)の一番上っていうのは、全然違います。
兄弟の在り方を考えた映画でした。血が繋がっているもの同士だからね、喧嘩しても、またいつか顔合わせなくちゃいけないわけで。
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