新婚旅行とは

新婚旅行とは、海のある南の島に行って、海の上にあるコテージに泊まり、朝食は小舟で給仕してもらったり、観光はのんびりジャングルを観たり、青い海と白い砂浜で新婚カップルがきゃぴきゃぴ追いかけっこするものだと思っていました。そして、私もそういう旅行をいつかするんだろう、いやするつもりでいました。

が、しかし、現実は全く違いました。
私の新婚旅行、それは楽しくもあり、過酷でもあり、笑いあり、涙あり。仲良く二人で歩く時もあれば、車の中で思いっきり喧嘩もしたり、豪華な夕飯を食べる日もあれば、ひもじく朝食時に盗んできたパンとジャムだけをつつく夜もありました。「これって、新婚旅行?私のイメージしていたのと全然違う!まるで学生旅行?」と思う事も結構あり(笑)そんなこんなで私たち夫婦の長い17日間の旅行は始まり、そして終わりました。

今思い返してみて、改めて、価値ある旅行をしたなと思えるのと同時に、私の相方はしっかり者で頼れる人だという事を実感しました。自分でも海外経験が少なくない方ですが、それ以上にハードな旅行を今まで経験してきた相方君は常に冷静に、そして下調べがしっかりしてました。旅のほとんどがレンタカーでの旅行だった為、カーナビの無い車は地図と青看板が頼りになるわけで。元々車にそんなに強くない私は運転中、助手席で地図を読むのがあまり得意ではなく、ぱらぱら〜と読んで、ぱらぱら〜と答えていたのですが、当たり前、初めての土地ではそれが通用しないわけで。移動前夜に地図を確認して、どの国道を通って、どの高速に乗り換えるなどを相方は毎晩のように欠かさずやっておりました。偉い方です。ほんまに感心です。(してる場合かいっ)

今回の旅行は、ローマで2泊、そしてシチリアに飛び、パレルモを起点に車で1周し、メッシーナという港から車ごと船に乗り、イタリアの半島に行き、そこから車でナポリまで北上しました。旅のテーマは「集落」。様々な集落を持つ南イタリア、どんな集落がそこに存在するのか、その生き様、在り様、人々の暮らし、食文化などなど目に収めてきました。都会は治安が危険な場所もありましたが、ほとんど田舎をぐるぐるまわっていたので、特に危険な目に遭わず、無事に帰ってくる事が出来ました。
少しずつ、思った時にちょこちょこ写真をこれからアップしていきますので、どうぞ暇のある時にでも読んで下さい。
とりあえず挨拶まで。