シルクロードの旅

前回、母親から送られてきた本群を読み始めてます。まずは、宮本輝著の「ひとたびはポプラに臥す」。彼がカメラマンや通訳、そして次男等を連れ、過去に生きた名僧の辿った道シルクロードを知る為、中国の西安から旅に出た際の紀行文。1巻から6巻までの単行本。予想を遥かに上回る過酷な旅に、宮本輝の本音が過激に書かれているのが面白い。労苦がある旅ほど、面白いものは無い。あまりに面白くて、さらっと2巻まで読み終えました。残りも気合いで読みきります。

この本を読んでいて、昔、修学旅行で西安に行った頃を思い出しました。母親達がほぼ同じタイムスケジュールで、同じ場所に旅行してくるとは思いもよらなかったので、兵馬俑にて学年の集合写真を撮る際、小さい男の子がバタバタとカメラマンの前を通るのを観て、「あれ、観た事ある子供がいる」と思ったら、弟でした。その後、こそこそ隠れてた母親達が弟を追いかけていたのを観て、「え?私の観ているこの画は何?」と思ったら、その後、幾度となく、そのような場面に会い、ある意味、恥ずかしい旅行でした。(笑)母達の陰謀です、まさに。